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Penny Davenport・Jason Thompson・Elena Tutatchikova/『Paths』

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リヴァプールのアーティスト ペニー・ダベンポートとジェイソン・トンプソン 京都を拠点とするアーティスト エレナ・トゥタッチコワによる著書 歩きながら話し、話しながら考え、考えながら作り続けること—— それ自体が生きることそのもので、循環していく。 そのどこかで、私たちの声も重なりあい、また離れ、そして合流します。 こうして道は新しくつくられ、また次の散歩へと誘ってくれます。 エレナ・トゥタッチコワ(前書き「歩く前に」より) 本書『Paths』は、2023年より続くリヴァプールのアーティスト、ペニー・ダベンポートとジェイソン・トンプソン、そして京都を拠点とするアーティスト、エレナ・トゥタッチコワとの継続的な交流の中から生まれた3つの対話で構成されています。 冒頭では、歩行と対話によるオンラインでの試みが、なぜかうまくいかなかった出来事を振り返るところから始まります。その試みはやがて、それ以前から続いていたもの──ただ互いに話し続けるという行為へと立ち返っていきます。そこから対話は、それぞれの創作活動の原体験へと展開し、作品制作の奥底を再考する行為へとつながります。 「僕たちは、ある意味、想像の中で生きているのだと思う。記憶は頭の中でつくられるもので、ただ見て記録しているわけじゃない。想像力を使ってものごとを組み立て直して、もう一度生き直している。[...] 本当に生きている状態なんだよね──何かをつくる行為の中で想像力を使っているとき。そのときに、喜びと欲望がひとつになる。」(ジェイソン・トンプソン、p104-105) 対話の中では、「道」「喜び」「欲望」「想像」といった言葉が幾度もかたちを変え現れ、スパイラルを描くように思考が展開していきます。さらに、ウィリアム・ブレイクやジョン・バージャー、ヴェルナー・ヘルツォークの作品をめぐる思索が重なり、対話は多層的な深まりを見せ、その営み自体が一つの創造行為として立ち上がり、読者を思考と制作の現場へと引き込んでいきます。 本書は英語と日本語(エレナ・トゥタッチコワ訳)によるバイリンガル版で、3人のアーティストのスタジオ風景や新作も収録しています。異なる位相が交差し、響き合うことで生まれる思考の広がりを、読者は散策するように辿ることができる一冊です。 言葉・作品・写真:ペニー・ダベンポート、ジェイソン・トンプソン、エレナ・トゥタッチコワ 編集・構成・翻訳:エレナ・トゥタッチコワ デザイン:吉村麻紀 仕様:A5判変型(縦186×横116mm)/ハードカバー/176頁 言語:日本語/英語 刊行:2026年5月23日刊行 発行:MtK Contemporary Art

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